Park MICE

Park MICE※1は、公園や広場など地域の⽅々が⽇常的に使う場所で、地域の⽅々と共にMICE※2に参画していく取り組みです。
地域の⽅々にMICEを⾝近に感じて頂くことでシビックプライド(地域への誇りと愛着)を醸成し、MICE参加者は地域との交流を通じて開催地に対する理解を深め、親しみを持つことができます。地域の⽅々、MICE参加者双⽅の開催地に対する愛着を深めることができるので、⻑く住み続ける、また⾏きたいと印象づけることができ、⻑期的な地域振興に繋げることができる取り組みです。

※1「Park MICE」は、⽇本コンベンションサービス(株)の登録商標。2024年1⽉取得済み。
※2 MICE:企業等の会議(Meeting)、企業等の⾏う報奨・研修旅⾏(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が⾏う国際会議 (Convention)、展⽰会・⾒本市、イベント(Exhibition/Event)の頭⽂字を使った造語で、これらのビジネスイベントの総称


地域の魅⼒を抽出し、MICE参加者に届け、
MICE開催後も地域の⽅々に根付く“誇りと愛着”

公園などの⽇常的に使う施設が、MICEと地域が出会い、交流する場に

市⺠がイベントやボランティア講師などでMICEに参加し、MICE参加者は地域の伝統⽂化を学んだり、地域の⾷材を楽しんだりすることで、市⺠、学会参加者ともに開催地への理解を深め、地域の魅⼒を発⾒できるため、地域振興につながります。
MICE開催後も市⺠・地域に、地域の伝統・⽂化を継承・発信する活動が定着し、次のMICE開催時にさらに発展した活動につなげることができます。

Park MICE開催地域のメリット

  • 国際的な誘致競争⼒を
    ⾼める

  • 地域の魅⼒を
    アピールできる

  • 開催後も再現性のある
    コンテンツ、体制ができる


Park MICE 事例

コンベンション(国際会議・学術集会)の事例

イベント・会議名 第32回日本乳癌学会学術総会
開催場所 仙台国際センター/東北大学百周年記念会館/青葉山公園 仙臺緑彩館
  • 屋外照明演出

    仙台七⼣や伊達政宗公など、当地ならではのモチーフも使い、会場全体を華やかにライトアップ。公園内で打ち上げられる花⽕がこの⽇だけの特別な空間を演出。参加者同⼠の絆を深める友好の場を、さらに盛り上げる。

  • ホスピタリティラウンジ

    MICE開催中、芝⽣広場を⾒渡せるラウンジで、参加者に地域の銘菓を提供。屋外には東北のグルメを堪能できるキッチンカーを揃え、広⼤な⻘葉⼭公園の⾃然を感じながら、地域の特産品を堪能できる空間を作り出す。

  • 市⺠交流型 ⽂化体験プログラム

    仙台七⼣で使⽤した和紙を使ったアート体験、仙台市指定有形⽂化財「残⽉亭」での記念写真撮影、庭園を望む和室での茶道体験、和装体験等を通して、仙台の歴史や⽂化を知り、伝統や魅⼒を体感できる。

  • 利き酒ブース

    県内の地酒を知り尽くした利き酒師が、宮城県全域から選りすぐった地酒を飲み⽐べ。利き酒師や地域ボランティアの説明を聞きながら、良質な⽶と清らかな⽔に恵まれた宮城の銘酒を堪能できる。

  • 市⺠参加型プレイベント

    市⺠ボランティアが製作した花装メッセージボードに、会期前から市⺠が参加者に向けたメッセージを記し、イベントへの期待感を⾼める。参加者は会期中、ウェルカムメッセージに接し、相互理解を深める。

動画

観光庁「国際会議開催地としての魅⼒向上実証事業 *C(コンベンション)向け」に採択されています。


ミーティング・インセンティブ旅⾏の事例

イベント・会議名 ネイチャー・パーク・エンカウンター 青葉山公園 Park MICE 革新プログラム
開催場所 ⻘葉⼭公園 仙臺緑彩館/仙台城跡(⻘葉城址)
  • 観光 × プロギング

    プロギングはジョギングとゴミ拾いを掛け合わせたフィットネス。観光と掛け合わせることで市⺠との交流の場を作り出し、新たな地域の魅⼒発⾒に繋げる。

  • 電動モビリティツアー

    MICE参加者は電動モビリティに乗り、ガイドと共に地域の⽂化遺産や史跡、⾃然を巡る。新たな体験を通じて学び、地域への理解を深める。

  • ノルディックウォーキング

    専⾨ガイドのレクチャーを受け、登⼭ポールを使⽤した理想的な歩⾏スタイルを習得。エクササイズをしながら⾃然、歴史、⽂化に触れ、⼼⾝ともにリフレッシュできる。

  • 甲冑体験・撮影会

    甲冑着付師から歴史的背景など甲冑の解説を聞き、戦国武将の本格甲冑を着⽤できるプログラム。仙台市指定有形⽂化財「残⽉亭」にて、プロのカメラマンによる撮影が可能。

  • 熱気球体験

    杜の都仙台を上空から⼀望し、暮らしと⾃然が調和する豊かな街並みを実感できるプログラム。地元のクラフトビールなど、熱気球に乗りながらドリンクを楽しむことも可能。

  • ガストロノミー

    壮⼤な⾃然に恵まれた東北の⾷材を五感で堪能。⾃然と歴史が育んだ豊かな⾷⽂化を⾷材の物語とともに味わう。贅沢なひとときをフルコースで提供。

  • 宮城⽶酒(まいしゅ:My酒)ツーリズム

    伊達家御⽤酒造りの歴史が息づく「⻘葉⼭」で、宮城・仙台が誇る「地酒・酒造・⾷」の魅⼒を、利き酒師から直接学ぶことができる特別なプログラム。

動画

観光庁「海外からのミーティング・インセンティブ旅⾏誘致に向けた地域連携⽀援事業」に採択されています。

Park MICEの対象施設は順次拡⼤していく予定です。


Park MICE 開発の背景

MICE開催は、主催者、出展者、参加者などの消費⽀出を通じて、開催地に⼤きな経済波及効果をもたらします。MICEは⼀般的な観光に⽐べて⾼い経済効果を⽣み出すだけでなく、ビジネス機会の創出や都市ブランド・競争⼒の向上、交流⼈⼝の平準化など、多岐にわたるメリットをもたらします。
しかし、従来のMICEは、開催地域の住⺠との接点が少なく、開催⾃体が知られないまま終了することも少なくありません。
コロナ禍を経て対⾯でのビジネスイベントが再び増加し、海外からの参加者も増える中、半世紀以上にわたり国際会議や学術集会など、社会的意義が⾼いMICE運営に携わってきた当社は、地域の⽅々にビジネスイベントへの理解を深めていただき、MICE参加者にも満⾜していただくことが重要であると考え、地域の資産を活⽤しながら相互に交流を促進することで、地域振興につながる新たな取り組みとして、Park MICEを開発しました。

ロゴ・コンセプト

豊かな⾃然と「MICE」の4⽂字をモチーフに、「市⺠」、「スタッフキャスト」、「ゲスト」、「⾏政」を、⾃由に形を変えるアメーバ状の変形体で表現。
それぞれが⾃由に形を変え、時には融合・協⼒し、地域全体でポジティブな連鎖が⽣み出され、無限の可能性があるPark MICEをデザインしました。
カラーには、⾃然を連想させるグリーンをベースにグラデーションで濃淡をつけることで、常に進化し、成⻑を続けるPark MICEを表現しています。

Park MICEのニュース