2021.10.14
遠隔同時通訳プラットフォーム「RSI X」国内独占サービスを開始
JCSは、RSI Exchange社(代表 Alexandre Ponomarev氏)と遠隔同時通訳プラットフォーム「RSI X」の日本における独占販売契約を締結しました。「RSI X」は、通訳者の誤操作を防ぐ画面設計と、高いセキュリティ性能、データ通信量の軽減による安定性が特長です。2021年10月現在、全世界で5万人の利用ユーザーを獲得しています。
オンライン上で同時通訳を可能とする次世代の通訳システム「RSI X」は、通訳者がイベント会場に足を運ぶことなく、自宅や通訳スタジオから通訳が可能です。イベント参加者は、世界中どこにいても、リアルタイムで通訳を聞くことができるため、主催者はスムーズなイベント運営が実現できます。
「RSI X」の特長について
「RSI X」は、言語の種類や数を問わず、リレー通訳方式(※1)、及び国連通訳方式にも対応しています。あらゆるWeb会議システムとの連携が可能であり、会議内で共有されるスライド・映像をリアルタイムでRSI X画面に表示することで、聴講者は1つのデバイスで会議に参加することが可能です。
また、独自の音声圧縮技術(※2)により、ISO準拠の音声品質とデータ通信量削減(※3)を両立させ、数万人規模の大型イベントでも、高品質で快適な通訳サービスを提供します。セキュリティ面では、最高基準のSSL(※4)を採用、アプリには二段階のログイン認証機能を設けることで、お客様の機密情報を堅牢に守ります。
更に、感染症対策においても優れています。従来の同時通訳レシーバーではなく、参加者ご自身のスマートフォン等、お手持ちのデバイスにアプリをインストールするだけで音声を聞くことができるので、参加者、スタッフ双方の感染リスクを下げることができ、コロナ禍での利用でも衛生面に配慮したイベント運営が可能です。
※1:使用言語が3言語以上の場合に使用される通訳手法
※2:ISO20108:2017承認済みの高品質音声
※3:他社RSIサービスの1/5程度(自社検証) A社=0.5Mbps RSI X= 60-80Kbps(YouTubeの1/50程度)
※4:AES暗号256ビットキーを採用
RSI Exchange社
「RSI X」の開発責任者であるRSI Exchange社代表のAlexandre Ponomarev氏は、世界経済フォーラムや大型国際スポーツ大会の主任通訳を務め、G8サミットやG20サミット等の主要国首脳会議等、数々の実績を持つ現役通訳者であると同時に、通訳コンサルタントとして、世界一線級の通訳者を束ねる存在でもあります。操作画面は通訳者目線で開発されているので、快適な操作環境を通訳者に提供し、ミスを極小化、オンライン環境においても通訳の質を落とすことなく、お客様の会議を成功に導きます。
このように、「RSI X」はこれまでのRSIシステムにはない優れた特徴があることから、2021年に開催された大型国際スポーツ大会でも採用されるなど、世界の華々しい舞台を支えてきました。
今回、これらの実績を踏まえ、より多くのお客様に「RSI X」を提供できるよう本格的なサービス提供を開始します。