2022.06.15
リアル開催「中小企業 新ものづくり・新サービス展」の運営全般を担当
全国中小企業団体中央会は、2021年12月8日(水)~12月10日(金)の3日間、「中小企業 新ものづくり・新サービス展」を東京ビッグサイトで開催しました。本展は、日本を支える中小ものづくり企業の販路開拓・拡大を支援する総合展示商談会で、出展者数はブース出展、web出展併せて1,000社を超え、国内のものづくり展示商談会の規模としては最大級の展示会です。JCSは、出展者の募集から集客、バイヤー招聘、商談組成、会場運営などを担当しました。
来場者は昨年対比130%増。デジタルとアナログで集客施策を実施
本展の開催目的は、全国の中小企業が「ものづくり補助金」を活用して開発した、新しい製品・サービス・技術などのビジネスマッチングです。開催にあたっては、国や自治体が定めたイベント開催条件のガイドラインに基づき、安心・安全を第一にした感染防止対策を徹底しました。会期中は、パラスポーツで注目を集めた陸上競技の車いすレースVR体験「CYBER WHEEL X」など、来場者が会場で楽しめる企画を用意しました。
本展の集客プロモーションでは、出展者の製品・サービスに関心が高そうなターゲット層を絞り込み、SNSを含んだインターネット広告を配信しました。また、多くのビジネスパーソンにPRできる交通広告「ゆりかもめトレインチャンネル」への掲出や、これまでの来場者を対象にしたダイレクトメールの配信等も併せて実施しました。本展の公式サイト上では、出展者にスポットを当て、それぞれが持つストーリーを語るインタビュー記事を掲載し、コンテンツを充実させました。その結果、前年比130%増となる、約12,000名が来場しました。
SDGs目標達成に向けた企業の取り組みに注目
昨今、SDGsの意識は高まっており、持続可能な社会の実現を目指して、多くの中小企業がビジネスにSDGsを取り入れています。JCSは、出展者に対して、出展する製品・サービスがSDGs17のゴールと関連しているか確認できるガイド資料を作成し、各事業者が参照できるように情報提供しました。結果、会場では200社以上の出展者が、SDGsの取組事例をPRしました。
出展者向けの事後アンケートでは、出展者全体の75%、421社が「SDGsに関心を持った」または「自社の活動をSDGsゴールと照合させた」と回答し、そのうち186社が「今回の出展を通じて新たにSDGsを考えるきっかけになった」と回答しました。
事業を通じて、サステナビリティに貢献する
本展の出展者アンケートには、「バイヤーと直接会話することで、相手の要望に対する理解が深まった」、「普段関わることがない異業種の方と交流でき、新鮮で有意義だった」、「具体的な案件の依頼を頂けた」等の回答がありました。JCSは、中小企業 新ものづくり・新サービス展に加え、医療関係者と企業の交流機会を提供する、東京都の「医工連携HUB機構」や、デジタル技術を活用し、企業の状況やニーズに応じた経営課題の解決や事業転換を支援する「神戸市中小企業DXお助け隊」事業等を通じて、中小企業の新たな事業創出とサステナビリティに貢献してまいります。