イベント&講演

2025.02.25

観光レジリエンスサミットの運営を担当しました


観光レジリエンスサミットが、2024年11月9日(土)~11日(月)の3日間、仙台国際センターで開催されました。本サミットは、観光庁がUN Tourism(世界観光機関)と連携して開催された国際会議で、自然災害や感染症等の危機に対する観光分野の強靭性(レジリエンス)をテーマに議論が行われました。東日本大震災で大きな被害を受けた仙台市で開催することで、日本が蓄積してきた観光レジリエンスの知見を各国と共有し、取り組むべき政策を日本主導で世界に発信する機会となりました。
当社は、本サミットおよび青葉山公園 仙臺緑彩館で行われた関連イベントの運営全般を担当。また、本サミットにおける同時通訳の手配も行いました。

歓迎レセプション

閣僚級会合を前に、初日11月9日(土)には秋保温泉「伝承千年の宿 佐勘」にて仙台市主催の歓迎レセプションが開催されました。主催者である郡市長より歓迎のご挨拶があり、秡川観光庁長官の乾杯のご挨拶がありました。参加された方々は、仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏や仙台すずめ踊りの演舞等のアトラクションとともに、東北の食を堪能しました。

閣僚級会合

11月10日(日)の閣僚級会合では、郡市長より東日本大震災からの復興の歩みや防災等についての説明があり、各国の参加者も観光レジリエンスに関するそれぞれの経験や取り組みを共有しました。会合の成果として、観光レジリエンスの向上に向けた今後の取組みの方向性をまとめた共同声明「仙台声明」が採択されました。

閣僚級会合の後は、東北の食と日本文化に触れる昼食会が開催され、参加者同士の交流が深められました。

エクスカーション

11月10日(日)から11日(月)にかけて、仙台やその他の東北各地を巡るエクスカーションが行われました。震災遺構となった小学校を見学し、水族館でのディナーを楽しむコースや、中尊寺を訪れ、松島湾でのクルージングを楽しむコース、鶴ヶ城での武道体験ができるコースなど、3つのプログラムが実施されました。

おもてなしイベント

関連イベントとして、当社が指定管理者を務める青葉山公園内の「仙臺緑彩館」で、サミット開催記念講演会「震災の教訓を未来につなぐ ―観光で学ぶ震災の記憶―」(主催:仙台市)が行われました。また、会議参加者が日本文化を体験するホスピタリティコンテンツ、着付け体験・呈茶体験・風呂敷包み体験が実施されました。
講演会には市民の皆様にもご参加いただき、観光レジリエンスについて身近に感じていただくとともに、会議参加者が市民の皆様と交流する機会を作りました。

着付け体験
着付け体験
市指定有形文化財の茶室「残月亭」での呈茶体験
風呂敷包み体験

観光レジリエンスサミットに参加された方々及び関係各位のご協力に心より感謝申し上げます。
JCSはこれからも、半世紀にわたる国際会議運営の実績で蓄積したノウハウを活かし、お客様の会議の成功を支援してまいります。

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