2019.11.19
ワークショップ「麹町中 SDGs Summit」を開催しました!
11月5日(火)千代田区立麹町中学校にて「麹町中 SDGs Summit」と題したワークショップを、JCSが主催で初めて開催しました。生徒たち自らがSDGsについて理解を深め、今日からできるアクションを考えるワークショップです。「麹町中学校の誰よりもSDGsについて自分の言葉で意見を言えるようになってほしい」という願いを込め、当社は企画・運営を行いました。
このプログラムは、世界の教育イノベーターのためのカンファレンス「Edvation×Summit 2019」の一環で開催しました。会場は株式会社西武プロパティーズ様と当社が共同で運営する紀尾井カンファレンス、また隣接する千代田区立麹町中学校です。JCSでは昨年からEdvation×Summitの会場パートナーをつとめています。
続々と集まる生徒たち。そして、ワークショップが始まりました
教室に集まった麹町中学校の生徒14名。メインファシリテーターは、当社の社員が勤めました。また教育やSDGsに興味を持つ来春入社予定者4名が中学生をサポートしました。今回のワークショップの目標「SDGsに対して、自分の考えをもつ」と3つのルール「聞く・伝える・認め合う」を真剣な表情で聞いていました。自己紹介を経て、グループメンバーと打ち解けるにしたがって、途切れることなく意見が飛び交うようになりました。
生徒たちの言葉が画になり、可視化されていきます
話し合いの内容は、議論や対話を図や言葉でリアルタイムに記録する“グラフィックレコーディング”という手法で記録しました。ご協力いただいたのは、教育・地域・まちづくりをテーマに活躍されるグラフィックレコーダーのももこさん。生徒もギャラリーも、自分たちの意見がイラストや図に分かりやすくまとめられていくこと、またそのスピードに大変驚きました!
グループで話し合い、意見交換を通して新しいアイデアが生まれました
生徒たちは、興味のあるテーマ毎に分かれてグループで話し合いました。それぞれのテーマを象徴する写真から考えられる問題は何か、その原因は何か、どのようにしたら解決できるのかを考えました。また、そうした解決は、持続可能な世界を実現するための「17の目標」のどのゴールに関わっているのかを考えることで、SDGsヘの理解を深めていきました。議論が活発になると、机の上ではスペースが足りず、床の上で意見をまとめるグループも見られました。意見を交換すること、新しい考え方を知ることで、次々と新しいアイデアが生まれることを実感してもらえたと感じます。
話し合ったことを発表し、最後に自分たちでできることを考えました
制限時間の40分もいよいよ終了、ディスカッション内容を模造紙にまとめて、いよいよ発表です。無事に発表を終えた生徒たちには、ほっとした表情も見られました。
もっと話してみたい!と生徒たちが選んだテーマは、貧困、児童労働。偶然にも今月11月20日は、国連の定める「世界こどもの日(World Children’s Day)」です。児童労働をはじめ、世界の様々な課題に、各国や世界の未来を担う者として考え、声を上げてもらえればと思います。最後に、SDGsから1つ選び、今日からできるアクションを記入してもらいました。このカードを見るたびに、このワークショップで話し合ったことを思い出し、未来のために自ら取り組む意識を持ちつづけてもらいたいと考えています。
まとめ
JCSは、会議運営を担ってきた半世紀以上にわたる経験を活かし、中学生に「自分の考えを持つことの大切さ」、「それを伝える楽しさ」を理解してもらう場として、ワークショップ麹町中 SDGs Summitを企画・運営しました。今後も、コミュニケーションのすばらしさを伝え、そして、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けて取り組んでまいります。