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2022.02.18
産学官民が一つになってSDGsの輪を広げる!博多湾を次世代につなぐシンポジウム
主催者 | 福岡県福岡市 |
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開催内容 | 令和3年度博多湾市⺠シンポジウム |
参加者数 / 開催日 | 約100名/2021年10⽉20⽇ |
未来のために、環境の保全と創造に取り組む
福岡市は、多くの市⺠に博多湾の魅⼒を知ってもらい、環境保全の輪、SDGsの輪を広げていくことを目的に「博多湾市⺠シンポジウム 豊かな博多湾の環境を未来へ~アマモ場づくりとSDGsで繋がる輪~」をオンラインで開催。特別ゲストとして、長年博多湾でアマモの調査・保全活動を⾏っている川⼝栄男⽒(九州⼤学 名誉教授)と、海に潜って博多湾の魅⼒をダイバー目線で伝える活動に従事している⼤神 弘太朗⽒(⼀般社団法⼈ふくおかFUN 代表理事)の2名をお招きし、トークセッションを実施しました。
このほかシンポジウムでは、福岡市の学⽣が「アマモ場作り」を行っている記録動画や、温室効果ガスの新たな吸収源として世界で注⽬されている「ブルーカーボン」に関する福岡市の取り組みなど、産学官民が博多湾で行っている活動を紹介しました。
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主催者のコメント
本シンポジウムをきっかけに、博多湾の魅⼒やアマモの役割をより多くの⼈に知ってもらえると嬉しいです。⼆酸化炭素の新たな吸収源として、近年「藻場」が注⽬されています。そこで福岡市は、博多湾で育ったアマモ等が二酸化炭素を吸収・固定する働きに着目したブルーカーボン・オフセット制度を設⽴しました。そこで得た収益は、博多湾のアマモ場づくりの活動費⽤として活⽤しています。
このような活動の輪を広げていく試みを、これからも精⼒的に実施していきます。しかし、私たち⾏政だけでは実現できないことが多々あります。そこで、市⺠や博多湾で活動している皆さん、学識者の⽅々との連携が必要になります。このシンポジウムを通じて、環境保全だけでなく、創造の輪、SDGsの輪が広がることを期待しています。⼀緒に私たちの⼤切な博多湾を次の世代に引き継いでいきましょう!
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みなと環境政策課 課⻑<br />
久原 明⼦ 様"
みなと環境政策課 課⻑
久原 明⼦ 様
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みなと環境政策課 環境共創係⻑
⼤倉 健⼀ 様
産学官民の連携、博多湾に関心が持てるプログラム
JCSは、博多湾の⾃然・⾵景を⾝近に感じてもらい、「守りたい」と思ってもらえるようなプログラムを企画しました。これを実現するには、産学官民が⼀体となり、誰もが博多湾の環境保全に取り組むモチベーションを高めていく必要があります。そこで、今回の博多湾市⺠シンポジウムでは、直感的に博多湾の魅⼒や⾃然に触れられる「Live感」の雰囲気・演出を重視しました。
オンラインイベントの配信会場として選ばれた「マリンワールド海の中道」には、アマモを展⽰した⽔槽の特設コーナーがあります。これを活かしトークセッションでは⽔槽の前からも中継を⾏い、日常ではなかなか見られないアマモの⽣態を詳しく解説しました。⼀般社団法⼈ふくおかFUNのメンバーや、福岡⼯業⼤学附属城東⾼等学校の学⽣たちによる「アマモ場づくり」の記録動画も配信するなど、現場の活動シーンを通じて、視聴者の皆さんに親近感を抱いてもらえるようなメッセージを届けました。
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多様な生きものが生息する博多湾、福岡市の取り組み
自然豊かな博多湾には多くの生きものが生息しており、その生きものたちを育くむ場の一つとして「アマモ場」があります。アマモ場は、生きものの産卵場や生息場になっているほか、水底質の改善や地下に根を張って海底を安定させるなどの働きがあります。さらに、アマモは二酸化炭素を吸収・固定することから、脱炭素社会実現の観点からも注目されています。
福岡市では、市民の貴重な財産である博多湾を次の世代に引き継いでいくため、市民や市民団体、漁業者、学校など様々な方と連携・共働して、博多湾の環境を良くしてくれる「アマモ場」を増やす活動を中心に、博多湾の環境保全創造に取り組んでいます。
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イベントの力で、地域の未来を創り続ける
JCSは、主催者や多くのステークホルダーと密に連携をとりながら、シンポジウムを含めた各種イベントを企画・設計しています。⾃治体を中心にした市⺠の皆さまとの交流、地域の魅⼒発信、SDGsの開発目標達成など、様々なミッションに貢献しています。
昨今は、業種・業界を問わず、イベントのオンライン開催、またはリアルとオンラインを組み合わせたハイブリット開催が注目されています。JCSは、これらのイベントの準備・運営のみならず、コンセプトメイクから企画提案、集客、アンケート調査など、総合的にサポートしています。ぜひお気軽にお問い合わせください。
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写真左から、JCS:松野⽊、福岡市:松本様、福岡市:⼤倉様、福岡市:新田様、福岡市:久原様、JCS:河野
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