2022.09.22

FeRC×JCS共催イベント eスポーツ体験フェスティバル「ファミリeフェス」を開催


共催者 福岡eスポーツリサーチコンソーシアム( FeRC)、日本コンベンションサービス株式会社
イベント名 ファミリeフェス
参加人数 / 日程 約100名 / 2022年8月4日(木)・5日(金)

福岡eスポーツリサーチコンソーシアム(以下、FeRC)とJCSは共催で、8月4日(木)と5日(金)の2日間、大人も子どもも遊んで学べるeスポーツ体験フェスティバル「ファミリeフェス(正式名 Kyushu Famili ‘e’sports Fes)」を福岡市のeスポーツ総合施設「esports Challenger's Park」で開催しました。ファミリeフェスは、「eスポーツを通じ“感じる”、“学ぶ”、“考える”」をコンセプトに、科学的な視点からeスポーツを捉え、医療、教育、地域の3分野と連携したeスポーツイベントです。

主催者のコメント

ファミリeフェス 副会長
福岡eスポーツリサーチコンソーシアム 理事長
九州産業大学 人間科学部 スポーツ健康科学科 教授
磯貝 浩久 様


福岡eスポーツリサーチコンソーシアムは「eスポーツを科学する」目的で、2020年2月に産学官の連携で設立した団体です。スポーツにスポーツ生理学やスポーツ心理学があるように、科学的なアプローチからeスポーツの様々な側面を明らかにする取り組みを行っています。ファミリeフェスは初めて開催する大規模なイベントで、JCSには共催という立場で関わっていただき、特にマネジメントの面で大変お世話になりました。

これまで本の出版、小規模なイベント開催、高齢者を対象にしたeスポーツ効果の研究などを行ってきました。今後は自治体や教育現場との連携を深め、eスポーツのプラス面、マイナス面を明らかにするエビデンスを積み重ね、裾野を広げるような展開を目指していきたいと思います。

世代を超えて楽しめる!福岡市初のeスポーツサイエンスイベント

eスポーツは世界各国で盛り上がりを見せており、近年日本でも大手企業が市場に参入するなど、今後の成長分野として期待されています。また、eスポーツを通じた高齢者の社会参加の促進や、人的交流による地域活性化など、社会的意義も見出されています。
本イベントは、eスポーツの健全な普及促進に向けて、子どもからシニアまで幅広い年齢層の人が、家族で楽しみながらeスポーツに関する正しい知識を学び、体験することを目的に開催された、福岡市初のeスポーツサイエンスイベントです。

会場を3つのエリアに分け、eスポーツを多面的に体験

当日は会場をステージ、展示、FeRCコーナーの3エリアに分け、来場者がさまざまな側面からeスポーツに触れる機会を作りました。各エリアでは、eスポーツ体験はもちろん、eスポーツを支える職業体験、eスポーツの最先端の研究体験など、初めての人でも親しみやすいコーナーを用意しました。

ステージエリア

専門家によるミニセミナー、ゲストとのトークセッションを実施。初日の関係者向けオープニング企画では、FeRC代表メンバーである佐藤雄一FeRC CDO、磯貝浩久理事長、森田泰暢先生(福岡大学)、神崎保孝先生(臨床心理士/東京大学)が登壇し、「FeRCが取り組むeスポーツサイエンスとは?」をテーマに基調講演を行いました。

FeRCコーナー

「eスポーツを科学する」組織であるFeRCの特色を生かし、「X(クロス)eスポーツ」をテーマにeスポーツに関連する体験コーナーを設置しました。

視能訓練士による視力検査体験
視能訓練士による視力検査体験
新しいスポーツトレーニングとして注目されているニューロトラッカー体験
ゲーミングPCを使ったeスポーツ体験
ゲーミングPCを使ったeスポーツ体験
市販ゲームの体験コーナー

展示エリア

イベントスポンサー企業が商品・製品・サービスを展示し、未来のeスポーツプレイヤーにeスポーツの魅力を発信しました。

専用筐体を使用してプロに指導してもらえるゲーム 体験コーナー
専用筐体を使用してプロに指導してもらえるゲーム 体験コーナー
目と脳を鍛えるビジョントレーニングメガネ 体験コーナー

来場者の声を紹介

新しい体験ができました

どの体験も興味深く、子どもは特にニューロトラッカーのコーナーを楽しんでいました。普段は外で遊ぶことが多いため、屋内でeスポーツを体験できたのはとても新鮮でした。今後どのようにこの分野が発展していくのか楽しみです。

eスポーツのイメージが変わりました

eスポーツは目が悪くなったりするなど良いイメージがありませんでしたが、イベントを通じ、ゲームに対するイメージも変わりました。老化防止にも役立つということであれば、考えを改め、自分のためにも取り入れていきたいと思いました。eスポーツ自体が仕事にもなるということで、ますます興味が湧きました。

地域との連携を深め持続可能な社会の実現に貢献

eスポーツは現在、対戦競技として、イベントやそのコンテンツの一つとして実施される機会が多くあります。その一方、eスポーツは競技だけではなく、人と人との交流による地域活性化や認知行動改善といった効果も確認され、自治体での活用や多方面での研究も拡がっています。
JCSは今後も、イベント企画・運営や自治体との協業の経験を活かし、成長産業としてのeスポーツ分野の発展や地域交流の促進等に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献できる事業活動を行ってまいります。

  • 写真左から、JCS:松野木、FeRC 磯貝様 写真左から、JCS:松野木、FeRC 磯貝様

ケーススタディ

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