2021.01.07
台湾デジタル担当大臣とオンライン対談!世界と繋がった福岡市のスタートアップイベント
主催者 | 福岡県福岡市 |
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開催内容 | スタートアップのグローバルオンラインイベント「ASCENSION 2020」:オンライン開催 |
参加人数 / 期間 | 約700名 / 2020年11月27日(金) |
主催者のコメント
福岡市 総務企画局企画調整部
国家戦略特区スタートアップ担当 企画課長
三浦 哲昭 様
これまでは国内外の起業家の交流、またはビジネスチャンスを探る「WARAKU SUMMIT」というイベントをリアルでやっていました。今年はコロナ禍における「スタートアップ各社のグローバル展開の動き」を止めたくなかったので、オンラインイベントの開催に至りました。今回、官民が連携することで地域性が活き、多くの参加者を集客できたのは私たちの自信になりました。福岡市は、日本の中でもアジア各国との距離が近く、安定した法制度と通貨が使えます。チャレンジしやすい環境は整っていますので、日本全国のスタートアップの皆さま、ぜひこの福岡市で新しい事業にチャレンジしてください!
国内外の起業家が語る!初となる
オンラインイベント
ASCENSION 2020は、福岡市のスタートアップ支援ネットワークを活用した国際交流オンラインイベントです。テーマは「Beyond Coronavirus(=コロナを乗り越える)」。台湾デジタル担当大臣 オードリー・タン氏と福岡市長 髙島宗一郎氏による「スペシャル対談」をはじめ、日本の各分野のエキスパートたちが様々な事例を語る「FGN STAGE」、台湾など海外の最新動向をシェアするための「GLOBAL STAGE」、起業家たちの声をカジュアルに届ける「awabar Fukuoka STAGE」等、プログラムは多岐に渡ります。JCSは、全体統括担当企業として、イベントの企画・運営・通訳・キャスティング、広報業務等を通じて、福岡市をサポートさせて頂きました。
福岡市は2012年、「スタートアップ都市・ふくおか宣言」を発表し、以来グローバル創業都市として官民共働で“創業支援事業”に力を入れています。今回は、旧大名小学校をリノベーションしたグローバル創業都市のシンボルとなる官民共働型のスタートアップ支援施設「Fukuoka Growth Next(FGN)」をオンラインイベントの配信会場としました。当日は日本を含む15カ国、700名近くが、インターネットを通じてイベントに参加しました。
地元福岡のスタートアップ企業が活躍!
オンライン空間の設計
オンライン上のネットワーキングとAI字幕翻訳は、いずれも福岡のスタートアップ企業が技術(サービス)を提供しました。参加者と登壇者をつなぐ「オンラインネットワーキング」は、workeasy株式会社が開発したツール「workle(ワークル)」で実現。「workle」は、オンライン上の「自分のアイコン」を好きな場所に動かして、近くの参加者と簡単にコミュニケーションがとれるUI/UXが大きな特徴です。さらに画面上のチャット機能を利用すると、インタラクティブなコミュニケーションをとることもできます。「AI字幕翻訳」は、株式会社ユニゾンシステムズが提供する「Join-View」という翻訳サービスを使いました。AIが「自動翻訳」と「文字起こし」を同時に処理し、リアルタイムでライブ映像に字幕表示するので、オンライン上でも有効な国際コミュニケーションが可能になりました。自動翻訳が難しいプログラムでは、JCSが提供するRSIシステム「オンライン同時通訳」を使用し、スムーズな通訳を実現しました。
参加者からは、「オンラインだと移動のストレスがなく参加しやすいため、快適であった」「多様なスピーカー陣のトーク内容が興味深かった」「世界レベルの視点を持つことができた」「今後も参加したい」などの好意的な声を多数頂くことができ、高い評価を得ることができました。
舞台は、福岡市のスタートアップ支援施設「FGN」
オンライン配信の舞台となった「Fukuoka Growth Next(FGN)」は、グローバル創業・雇用創出特区である福岡市と企業が連携し、スタートアップ企業や中小企業の第二創業へ継続的な支援を行っている施設です。小学校の校舎や雰囲気をそのまま残した建物内の「イベントスペース」と、コーヒーショップ「Howlt Coffee/awabar fukuoka」を活用し、それぞれにオンラインイベント用の映像機器や配信機材、照明、登壇ステージなどを手配・設営しました。参加者に配信されるイベントの「絵」は、カジュアルで親しみやすくなるよう工夫しています。
JCSと協業した
ベンチャーキャピタリストの声
エフ ベンチャーズ
代表パートナー 両角 将太 様
全国の起業家や投資家の皆さんに参加していただいたこと、そしてオードリー・タンさんに登壇いただけたことも、オンラインイベントだからこそ!と感じています。普段のスタートアップイベントでは味わえない内容になったと認識しています。FGNを配信スタジオに選んだことも、反響の声が大きくなった要因と考えています。今、新型コロナによって大きな時代の転換点を迎えています。それをチャンスに変えられる人が起業家として今後活躍できると思っています。新しい事業で世界を変えたい!という起業家がもっと出てきてほしいです。
イベントの付加価値はアイディア次第!
新たな活路を求めて
2020年、オンラインイベントは急激に世の中へ浸透しており、すでに目新しいイベントの形式ではなくなっています。よって、今後はイベントの集客施策はもちろん、参加者ファーストな世界を追求するためのキーワード「集中力維持」「没入感」「動画を使った演出」などが、高評価の要因になると予想されます。また、コロナ禍においては、業種・業界を問わず、イベントのオンライン開催、またはリアルとオンラインを組み合わせたハイブリット開催が注目されています。JCSは、これらのイベントの準備・運営だけでなく、コンセプトメイクから企画提案、集客、アンケート調査など、総合的にサポートしております。何かお困りのことがありましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。
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